「おみくじ」の創始者は元三慈恵大師良源上人(912~985)です。元三大師が観音菩薩に祈念して授かった百のお言葉が原型といわれ、江戸時代はじめに番号とお言葉からなる「元三大師百籤」が作られ、おみくじの元祖となったと言われています。
厄難災除、魔除守護の元三大師降魔尊像が奉安されており、古くから丸亀のパワースポット「元三大師おみくじ祈願所」として知られています。本像は宝永7(1710)年、日光輪王寺門跡より拝領したもので、右手に独鈷を持ち、極忿怒の恐ろしい形相をして悪魔を退散させ厄災を払う法力を表しています。
おみくじを引いていただくのはもちろん、おみくじによって住職が直接さまざまな悩みごとや相談を拝聴して人生相談も行っております。詳しくはお問い合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。
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日光輪王寺門跡より拝領した元三大師降魔尊像(丸亀市指定文化財)
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元三慈恵大師良源和尚の肖像画(丸亀市指定文化財、通常非公開)
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如意輪観音菩薩像。元三大師は如意輪観音の化身といわれる。
開運おみくじ
おみくじの引き方
- 1.如意輪観音様のご真言
「オンバラダハンドメウン」を3回唱えます。 - 2.おみくじを引きます。
- 3.おみくじの結果を読み、一つの指針として受け止めましょう。
おみくじQ&A
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そもそも「おみくじ」とはどのようなものですか?
おみくじを漢字表記すると「御神籤」または「御御籤」となります。悩みごとができた時、おみくじを引くことで、今後の参考となる指針を頂きます。 つまりおみくじは神様や仏様からのメッセージであり、アドバイスです。
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おみくじの構成内容はどのようになっていますか?
妙法寺の元三大師おみくじでは1番から100番まであり、大吉・吉・小吉・半吉・末吉・末小吉・凶の順番となっています。 吉凶に一喜一憂する必要はありませんが、文言を熟読し、今の自分を照らしみて、今後の生活の参考にしましょう。
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おみくじは引き直してもいいのしょうか?
同一の悩みごとに対しておみくじを引くのは基本的に1日に1回までにしましょう。 結果が気に入らないからとか、吉が出るまで引きたいなどという理由で引き直すのはよくありません。
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おみくじで「凶」を引いたのですが、どのように考えればよいでしょうか?
「大吉」を引くとうれしいですが、「凶」といった良くない結果の時はマイナスに考えがちです。 しかし、結果に執着することは誤りでしょう。吉が出たからといって慢心すれば凶になり、凶が出た時は己を省みて進めば吉となります。
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引いたおみくじは、境内の枝やおみくじ掛けに括って帰るべきでしょうか、それとも持ち帰ってもよいのでしょうか?
引いたおみくじを境内の木の枝などに結ぶ風習があります。吉凶にかかわらず「神仏とご縁を結ぶ」ところから、木に結びつけられるようになりました。また、引いたおみくじを持ち帰って読み直したり、手元に残しても全くかまいません。
あなたのおみくじは…
第54番「凶」
身同意不同 月蝕暗長空 綸雖常在手 魚水未相逢
気ばかり焦りてやきもきすれど 月は蝕み夜空は暗し 糸を手にして頼りを待てど 魚心なく水心なし
- 【総 合】あれもこれもと気持ちはあせるが、思うようにはならない。落ち着いて時節を待てば、好機も訪れる。
- 【願 望】末にかなう
- 【病 気】長引く
- 【待 人】来るが遅い
- 【失 物】出がたし
- 【縁 談】急には整わず
- 【売 買】先に延ばすべし
- 【その他】家移り、旅立ち、結婚は当面見合わすべし